自民党の安倍晋三総裁、首相就任後、「ぶら下がり取材」は応じない
時事ドットコム:「ぶら下がり取材」は応ぜず=安倍氏、首相就任後 自民党の安倍晋三総裁は26日の首相就任後、首相官邸で記者団の毎日の「ぶら下がり」取材には応じない意向を固めた。安倍氏周辺は「(毎日の取材対応に)神経を使うのはよくない」とし、首相官邸からの情報発信は節目に記者会見を行うとしている。 首相への取材は過去、「番記者」が首相官邸や国会の廊下を歩きながら質疑応答していたこともあった。しかし、小泉政権以降、歩きながらの質問は禁止され、首相が立ったまま原則1日2回、記者団の短い質問に答える取材形式となった。 後任の首相も、安倍氏を含めこのような「ぶら下がり取材」に原則応じてきたが、失言や発言のぶれなどで批判を受けたことも。民主党政権では菅直人前首相が東日本大震災を機に取りやめ、野田佳彦首相は就任当初から応じていない。◇歴代首相の「ぶら下がり」取材対応▽小泉純一郎(2001年4月〜)首相が歩きながら番記者からの質問に応じていた森政権までの慣例を取りやめ、立ち止まって取材に応じる「ぶら下がり」を開始。原則1日2回。昼はカメラなし、夜はカメラありのスタイルが定着▽安倍晋三(06年9月〜)首相側が1日1回への削減を提案したが、内閣記者会の反発を受け、事実上撤回。「国民に直接語り掛ける」とカメラ目線で臨んだが、「不自然」と不評▽福田康夫(07年9月〜)原則1日2回応じるが、首相側の意向で1日1回となることも。退陣表明後は一方的に拒否。「説明責任の放棄」との批判を受け、1週間後に再開▽麻生太郎(08年9月〜)原則1日2回応じるが、首相側の意向で1日1回となることも。質問をはぐらかしたり、記者に「逆質問」したりするなど「上から目線」との批判も出る▽鳩山由紀夫(09年9月〜)朝夕の1日原則2回応じる。朝の発言内容が夕方に変わるなど「朝令暮改」も目立つ▽菅直人(10年6月〜)1日1回に削減。米格付け会社が日本国債を格下げした際、「そういうことに疎い」と発言し、問題に。東日本大震災後は「震災対応を優先する」として取材拒否▽野田佳彦(11年9月〜)就任当初から取材に応ぜず。地方視察や海外出張時などは例外的に質問に答えたが、首相側は「ぶら下がりではなく、記者団の『声掛け』による取材」と説明
自民党の安倍晋三総裁は26日の首相就任後、首相官邸で記者団の毎日の「ぶら下がり」取材には応じない意向を固めた。安倍氏周辺は「(毎日の取材対応に)神経を使うのはよくない」とし、首相官邸からの情報発信は節目に記者会見を行うとしている。 首相への取材は過去、「番記者」が首相官邸や国会の廊下を歩きながら質疑応答していたこともあった。しかし、小泉政権以降、歩きながらの質問は禁止され、首相が立ったまま原則1日2回、記者団の短い質問に答える取材形式となった。 後任の首相も、安倍氏を含めこのような「ぶら下がり取材」に原則応じてきたが、失言や発言のぶれなどで批判を受けたことも。民主党政権では菅直人前首相が東日本大震災を機に取りやめ、野田佳彦首相は就任当初から応じていない。◇歴代首相の「ぶら下がり」取材対応▽小泉純一郎(2001年4月〜)首相が歩きながら番記者からの質問に応じていた森政権までの慣例を取りやめ、立ち止まって取材に応じる「ぶら下がり」を開始。原則1日2回。昼はカメラなし、夜はカメラありのスタイルが定着▽安倍晋三(06年9月〜)首相側が1日1回への削減を提案したが、内閣記者会の反発を受け、事実上撤回。「国民に直接語り掛ける」とカメラ目線で臨んだが、「不自然」と不評▽福田康夫(07年9月〜)原則1日2回応じるが、首相側の意向で1日1回となることも。退陣表明後は一方的に拒否。「説明責任の放棄」との批判を受け、1週間後に再開▽麻生太郎(08年9月〜)原則1日2回応じるが、首相側の意向で1日1回となることも。質問をはぐらかしたり、記者に「逆質問」したりするなど「上から目線」との批判も出る▽鳩山由紀夫(09年9月〜)朝夕の1日原則2回応じる。朝の発言内容が夕方に変わるなど「朝令暮改」も目立つ▽菅直人(10年6月〜)1日1回に削減。米格付け会社が日本国債を格下げした際、「そういうことに疎い」と発言し、問題に。東日本大震災後は「震災対応を優先する」として取材拒否▽野田佳彦(11年9月〜)就任当初から取材に応ぜず。地方視察や海外出張時などは例外的に質問に答えたが、首相側は「ぶら下がりではなく、記者団の『声掛け』による取材」と説明
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