なぜグリーは任天堂を倒せなかったのか?
【批評】なぜグリーは任天堂を倒せなかったのか? : にゅーすまとめログ 編集部注:本記事はゲストライターによる寄稿。筆者は、都内の大手IT企業にディレクターとして勤務しており、日本のネット企業に詳しい。200人の希望退職を募ったことから、年初最安値を更新したグリー。しかし、なぜここまで”落ちた”のだろうか。多くのメディアで言われる通り、スマートフォンの波に乗れなかったことが理由だろうが、それは結果論でしかない。シンプルに言えば「面白いゲームを作れなかったこと」が一番の原因だろう。なぜグリーは面白いゲームをつくれなかったのだろうか?「人材」という切り口から考えてみたい。◆なぜグリーからスマホアプリのヒットが生まれないのか?「なぜ任天堂の倒し方を知っているグリーがヒットアプリを作れなかったのか」 。その理由はまさに今話題となっている「人材」にあると思われる。グリーは最初、SNSサイトとして始まり、「釣り★スタ」などのヒットによりソーシャルゲーム時代を築き一部上場まで果たした。 ここで注目なのは、GREEは元々「SNS」であって「ゲーム」がメインではなかったという点である。 実際、CEOから幹部クラスまでゲーム会社出身者は少ない。さらに、ゲームスタジオでも前職はWeb会社でゲームプランニングに関しては素人という中途入社が多い。つまり、大量に採用をしたもののゲームを作れる人材がいなかったことが指摘できる。素人がゲームをヒットアプリを作れるかと言えば、答えは否となるだろう。さらに、悪いこと(?)に元々ゲームプランニングの経験がなかった上に探検ドリランドという輝かしい過去がある。ゲームプランニングの経験がないのだから、探検ドリランドを次々複製しようとしてしまうことも想像に難くない。田中社長自身がTOKYO GAME SHOW 2011で「ある流行っているものがあったら、同じようなものを作りまくるべきだと思う」と語っていたことからもそれは伺える。あるユーザーは、「最近はどのゲームをやっても同じ。カードの絵柄が違うだけでつまらない」と語っている。◆餅は餅屋か?これからのゲームアプリはゲーム会社が強いそんなグリーが苦戦する中、ソーシャルゲーム時代はAppStoreでは最近、ゲーム会社のゲームアプリが話題となっている。 「パズドラ」のガンホーも、最近話題の「チェインクロニクル」のセガも知っての通りゲーム会社である。「ブレイブフロンティア」が話題の新企業エイリムも元ゲーム会社出身者によってつくられたものだ。それとは対照的に、ソーシャルゲームで成功したGREE、Mobage、Gumi、gloops(ネクソンにより買収)などはスマホアプリでは鳴かず飛ばずといったところ。 GREEからは、アニメ放映までした「絶対防衛レヴィアタン」や超大作と噂された「サーガ・オブ・ファンタズマ」などがリリースされているが、どれもランキング圏外という状況。もはや目の肥えた日本のユーザーには、「美麗カード」や「綺麗なCG」だけでは魅力的にうつらなくなっている。綺麗なグラフィックではなく「ゲームとしての面白さ」が重要になってきていると言えるだろう。そんな中での、今回のグリーの希望退職募集のニュース。グリーは採り過ぎた社員を削り、「ゲームをつくれるプランナー」を新たに採用するべき時なのかもしれない。http://newclassic.jp/archives/1394
編集部注:本記事はゲストライターによる寄稿。筆者は、都内の大手IT企業にディレクターとして勤務しており、日本のネット企業に詳しい。200人の希望退職を募ったことから、年初最安値を更新したグリー。しかし、なぜここまで”落ちた”のだろうか。多くのメディアで言われる通り、スマートフォンの波に乗れなかったことが理由だろうが、それは結果論でしかない。シンプルに言えば「面白いゲームを作れなかったこと」が一番の原因だろう。なぜグリーは面白いゲームをつくれなかったのだろうか?「人材」という切り口から考えてみたい。◆なぜグリーからスマホアプリのヒットが生まれないのか?「なぜ任天堂の倒し方を知っているグリーがヒットアプリを作れなかったのか」 。その理由はまさに今話題となっている「人材」にあると思われる。グリーは最初、SNSサイトとして始まり、「釣り★スタ」などのヒットによりソーシャルゲーム時代を築き一部上場まで果たした。 ここで注目なのは、GREEは元々「SNS」であって「ゲーム」がメインではなかったという点である。 実際、CEOから幹部クラスまでゲーム会社出身者は少ない。さらに、ゲームスタジオでも前職はWeb会社でゲームプランニングに関しては素人という中途入社が多い。つまり、大量に採用をしたもののゲームを作れる人材がいなかったことが指摘できる。素人がゲームをヒットアプリを作れるかと言えば、答えは否となるだろう。さらに、悪いこと(?)に元々ゲームプランニングの経験がなかった上に探検ドリランドという輝かしい過去がある。ゲームプランニングの経験がないのだから、探検ドリランドを次々複製しようとしてしまうことも想像に難くない。田中社長自身がTOKYO GAME SHOW 2011で「ある流行っているものがあったら、同じようなものを作りまくるべきだと思う」と語っていたことからもそれは伺える。あるユーザーは、「最近はどのゲームをやっても同じ。カードの絵柄が違うだけでつまらない」と語っている。◆餅は餅屋か?これからのゲームアプリはゲーム会社が強いそんなグリーが苦戦する中、ソーシャルゲーム時代はAppStoreでは最近、ゲーム会社のゲームアプリが話題となっている。 「パズドラ」のガンホーも、最近話題の「チェインクロニクル」のセガも知っての通りゲーム会社である。「ブレイブフロンティア」が話題の新企業エイリムも元ゲーム会社出身者によってつくられたものだ。それとは対照的に、ソーシャルゲームで成功したGREE、Mobage、Gumi、gloops(ネクソンにより買収)などはスマホアプリでは鳴かず飛ばずといったところ。 GREEからは、アニメ放映までした「絶対防衛レヴィアタン」や超大作と噂された「サーガ・オブ・ファンタズマ」などがリリースされているが、どれもランキング圏外という状況。もはや目の肥えた日本のユーザーには、「美麗カード」や「綺麗なCG」だけでは魅力的にうつらなくなっている。綺麗なグラフィックではなく「ゲームとしての面白さ」が重要になってきていると言えるだろう。そんな中での、今回のグリーの希望退職募集のニュース。グリーは採り過ぎた社員を削り、「ゲームをつくれるプランナー」を新たに採用するべき時なのかもしれない。http://newclassic.jp/archives/1394
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