菅第２次改造内閣発足。官房長官に枝野氏、公安委に中野氏、経政相に与謝野氏

4 Tomo【管理人】 ★ [2011/01/14(Fri) 13:18]

菅第2次改造内閣が発足へ、与謝野氏は経済財政など担当 | Reuters
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-190161201101...
　菅第２次改造内閣が１４日夕、発足する。「たちあがれ日本」を離党し、処遇が注目されていた与謝野馨氏は、経済財政のほか菅政権が重要課題に位置づける税制・社会保障改革担当など重要ポストに就くことが固まった。

　菅直人首相は内閣改造で２４日召集が予定されている通常国会での２０１１年度予算・関連法案の早期成立や、税制・社会保障改革に向けた与野党協議の実現をめざす。　

　菅直人首相は全閣僚の辞表をとりまとめた午前の閣議で、内閣改造の狙いを「態勢を強化して、重大施策を強力に推進するため」と説明した。菅第２次改造内閣の布陣は、仙谷由人氏の後任の官房長官に枝野幸男幹事長代理を充てるほか、与謝野氏が経済財政、税制・社会保障改革などを担当、海江田万里経済財政担当相が経済産業相に横滑りすることなどが固まった。野田佳彦財務相は続投する。官房副長官には、民主党の「税と社会保障の抜本改革調査会」で会長を務めている藤井裕久元財務相の起用も決まった。

　　内閣改造の目玉である与謝野氏について、菅首相は１３日の会見で「私や民主党の考え方と大きな流れで共通性の高い政治家」と評した。１４日の閣議後会見で野田佳彦財務相も「大変、仕事のできる方」とし、「経済と財政のバランスをとることに強い問題意識を持っている。その問題意識は共有する部分が多い」と語った。税制・社会保障改革は、財務省や厚生労働省など複数の省庁が関係し、複雑な調整が求められるが、野田財務相は、財務相と厚労相、税制・社会保障改革担当相が一体となって取り組むとした上で、それらを「束ねる役割」は与謝野氏に任せられることになるだろう、との見方を示した。　

　与謝野氏の起用について伊藤忠商事・チーフエコノミストの中島精也氏は「税と社会保障の一体改革をするという姿勢を明確に打ち出すことができる」と指摘。消費税引き上げに伴う短期的な景気への影響を指摘しながらも、「財政改善で将来的な悪い金利上昇を回避し、好景気がけん引するいい金利上昇につなげる素地もできそうであり、日本経済にはプラスとみている」と述べた。

　また、今回の内閣改造についてクレディスイス証券・チーフエコノミストの白川浩道氏は、経済財政担当相と経済産業相の交代は「菅政権が、消費税増税を軸にした財政再建とＴＰＰ（環太平洋連携協定）を軸にした対外開放を経済政策運営の柱に据える、というメッセージにほかならない」とみる。もっとも、衆参で与野党勢力が逆転している「ねじれ国会」の状況に変化はなく、「足元の政策運営すらおぼつかない状況で、消費税増税のような大きな問題を本当に議論できるのか、甚だ疑問」と改造の効果に懐疑的だ。　

　菅首相は、午後零時半から国民新党の亀井静香代表と与党党首会談を行い、その後に組閣本部を設置。閣僚名簿の発表を経て、午後６時から記者会見する。　

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